やってこないでほしい・・・いざという時。
![f:id:montana2:20160804172932j:plain f:id:montana2:20160804172932j:plain](https://mamanokininaru.com/wp-content/uploads/2019/05/20160804172932.jpg)
これまで、緊急時の対応や応急手当について何度も研修を受けてきました。
しかし、先日、赤ちゃんと二人の時に突然訪れた・・・いざという時。
やはり慌ててしまいました。
少しの記憶のおかげで何とか対応できたという状況でした。
この機会に、日常でよく起こりうる様々な怪我の応急処置について
お伝えしたいと思います。
簡単な応急処置はなんとなくわかっているよ~!
という方も多いと思いますので、その再確認にもなればと思います。
緊急時は、何の前触れもなく、突然やってきます・・・!!
私のように焦らないように、ぜひ参考にしてくださいね。
少しの記憶が、慌てている自分を助けてくれると思います。
タップで読めるもくじ
日常で起こりうる怪我
見た目で判断できるもの
①擦り傷・切り傷
②鼻血
③虫刺され
④火傷
⑤とげが刺さる
⑥噛みつき・引っかき傷
⑦指や爪の怪我
見た目で判断しにくいもの
⑧頭をぶつける
⑨打撲
⑩捻挫・脱臼
⑪骨折
異物など
⑫誤飲・のどに詰めた
⑬目に当たる・異物
⑭鼻や耳に異物
少し例を挙げるだけで、びっくりするくらい多くの怪我がありますね。
普通に生活していて、こんなにも怪我の可能性があると思うとゾッとします。
それでなくても心配性の為、
怪我をした想像をするだけで少し血の気が引く思いです。苦笑
でも、成長するにつれ、多少の怪我は仕方ない!
と、今から自分に言い聞かせています。笑
笑って済ませられるくらいの怪我で済むことを願いながら・・・
上記の14の場合についてお伝えしたいと思います。
1:擦り傷・切り傷
応急手当
①傷口を流水で洗い、泥やごみを落とす。
②傷口が開かないように、必要であれば傷パットで覆う。
③出血があれば、清潔なガーゼ等で抑えて圧迫する。
緊急時の目安
受診・・・ひどく痛がる・傷口の異物が取れない場合など
救急車・・・出血が止まらない
2:鼻血
応急手当
①前かがみにし、小鼻を両側からつまむ
出血が止まるのをそのままの姿勢で待つ
②止まらなければ、脱脂綿を固く丸めて詰める。
※この時、奥まで詰めすぎないように注意してくださいね。
③濡れタオルで冷やす
④口の中の血は吐き出す
※首の後ろは叩かない
横になる時は、出ている方の鼻を下にする
幼児は血を見てびっくりしてしまうかもしれませんが、
ママは慌てずに安心させてあげてくださいね。
緊急時の目安
受診・・・出血が10分以上止まらない場合
私も小学生の頃、学校で鼻血を出し出血が止まらず
そのまま受診した記憶があります。
耳鼻科で出血している方の鼻を焼いてもらいました。
3:虫刺され
応急手当
蚊
①流水で冷やす
②絆創膏を貼ると、掻き壊してしまうのを防ぐことができる
ベビームヒ等、掻いてしまう前にお薬を塗るのも良いと思います。
蜂
①針を抜く(消毒した毛抜き等を使用する)
②刺された箇所の周りを指で押し、毒を絞り出す
③流水で洗う
④ショック状態がないか様子を観察する
毛虫
①刺された箇所を流水で洗い流し、粘着テープ等で残っている毛を取る
②痒いときは冷やす
緊急時の目安
受診・・・赤く腫れ、痛がる・大量に刺された場合・蜂に刺された場合
救急車・・・顔色が真っ青である・嘔吐・意識不明
4:火傷
応急手当
①冷たい水で冷やす
②水疱はガーゼで覆い、潰さないようにする
※服の上から火傷した場合は、服の上から冷やす
(皮が剥がれてしまわないようにする為)
緊急時の目安
受診・・・皮膚が白く、皮がむけている・水疱ができた
低温火傷の場合・衣類がくっついている場合
救急車・・・火傷の箇所が広い場合(10%以上と言われています)
10%と言われても、突然の出来事で考える余裕もないと思います。
参考までに・・・
乳児の場合、片方の手足のどちらかだけの火傷でも10%になるようです。
幼児の場合は、片方の手のどちらかで10%、片方の足どちらかで15%にもなるようです。
(参照:やけどケア.jp)
5:とげが刺さった
応急手当
①ピンセットを使い、とげを抜く
②傷口を洗い、中の汚れを出す
③必要であれば、絆創膏を貼る
※お家に救急箱を用意している方は、ピンセットを消毒して入れておくとすぐに使用できると思います。もちろん、その都度消毒して使用しても大丈夫です。
緊急時の目安
受診・・・傷口が腫れる・出血が止まらない・破傷風の予防接種を受けていない
※破傷風の予防接種??
今、この日記を書きながら破傷風って受けたかな?
これから受けるのかな?と、
我が家の赤ちゃんの接種の有無を即答できない自分がいました。苦笑
破傷風の予防接種は、
定期の予防接種である四種混合(または三種混合)に含まれています!!
予定通り接種されている方であれば、生後3.4ヶ月頃から1歳半までの間に三回の接種があるようです。(2014年2月現在の日本小児学会の推奨によるものです)
我が家の赤ちゃんは二回接種済みでした。
6:噛みつき・引っかき傷
応急手当
①傷口を流水で洗う
②傷がひどい場合は、絆創膏を貼る
③患部を冷やす
④止血する
緊急時の目安
受診・・・傷口が深い
救急車・・・出血が止まらない
7:指や爪の怪我
応急手当
①傷口を流水で洗う
②剥がれた爪がある場合は元に戻す
③その上からガーゼを当て、包帯を巻く
緊急時の目安
受診・・・爪が剥がれた・激しく泣く・腫れている・青黒くなっている
8:頭をぶつけた
応急手当
すぐに泣き、変わった様子がなければ一安心です。
①安静にして様子を見る
②出血・・・清潔なガーゼで止血
こぶ・・・冷やす
その後、吐き気がなく、気分が良ければ大丈夫だと思います。
緊急時の目安
すぐに受診・・・
打ったところがへこんだり、ブヨブヨしている
顔色が悪い、耳や鼻から出血
二回以上の嘔吐など
救急車・・・
痙攣・意識不明・呼吸停止
※ショック状態の場合、毛布・バスタオルで体をくるみ寝かせます。
※意識無しの場合、すぐに救急車を呼び、気道を確保します。
9:打撲
応急手当
手足の場合
※傷があれば、流水で洗い、清潔なガーゼで傷を保護する
①患部を冷やす
おなかの場合
①衣服を緩め、楽な姿勢で寝かせる
胸の場合
①壁にもたれかける
②呼吸が楽になるようにする
緊急時の目安
受診・・・顔が青ざめている・ぐったりしている・激しく泣く
打ったところが大きく腫れる・出血や黒いうんちが出る
骨折や脱臼の疑いがある場合
救急車・・・意識不明・呼吸困難
10:捻挫・脱臼
捻挫
①患部を冷やす
②関節が動かないようにし、さらに冷やす。
脱臼
①脱臼箇所を確認する
②動かないように添え木をする
③患部を冷やす
自宅で添え木となると、なかなか難しいかもしれませんが
タオル等を使用し、とにかく動かないように固定してあげてくださいね。
緊急時の目安
受診・・・患部が腫れる・変形する・痛がって泣く
腕をだらりと下ろしたまま動かせない
11:骨折
①傷があれば傷口を流水で洗う
②出血している場合は止血する
③患部が腫れている場合は冷やす
緊急時の目安
受診・・・立ち上がれない・痛がり泣き続ける・内出血・青黒く腫れる
12:目に当たった・異物
応急手当
①水道水で目を洗う
②軽く目を閉じ、ゴミが出てくるのを待つ
③水に目をつけ、開けたり閉じたりパチパチとする
緊急時の目安
受診・・・異物が取れない・化学薬品が入った
目に傷がついている・痛くて開けられない場合
目を突いた場合
救急車・・・鋭いものが刺さった場合
13:鼻・耳に異物
応急手当
鼻
①詰まっていない方の鼻の穴を押さえ、口を閉じる
②強めに鼻をかむ
③くしゃみをさせる
耳
乳児の場合:水が入った方の耳にタオルを当て、下に向ける
反対側の耳の辺りを軽くたたく
幼児の場合:水が入った方の耳を下にして顔を傾け、片足で飛び跳ねる
緊急時の目安
受診・・・異物が取れない・耳垂れや出血ばある場合
14:誤飲・喉に詰めた
まさに、先日私が体験したことです・・・
本当に焦りました。苦笑
応急手当について詳しく書いています。
応急手当・緊急時の目安のまとめ
![f:id:montana2:20160804173353j:plain f:id:montana2:20160804173353j:plain](https://mamanokininaru.com/wp-content/uploads/2019/05/20160804173353.jpg)
思いのほか、長くなってしまいました。笑
こんなにも多くのケガが潜んでいるんですね。
改めて実感です。
こんなにも覚えてられない!というのが正直なところです。苦笑
恒例の簡単まとめに入りたいと思います。笑
これだけは覚えておきたい応急手当
・患部や傷口が汚れている場合、流水で洗い流す
(とげや、蜂の針が刺さっている場合は先に抜きます)
・出血している場合は止血する
・患部を冷やす
※とげが刺さった場合と、蜂に刺された場合、
流水で洗う前に、とげや針を抜いてください。
その後、流水で洗い流すようにします。
けがの種類がたくさんあり、応急手当もそれぞれ異なります。
しかし、異物が入った時や頭をぶつけた時以外のほとんどの怪我の場合、
上記の三つの応急手当が必要となります。
前回の誤飲時の時にも思いましたが、焦って何もしないよりは、
簡単にまとめた三つの応急手当だけでも良いので、
記憶の片隅から引っ張り出してきてもらえればと思います。
時間的余裕があれば、この日記を引っ張りだしてきてくださいね。
ケータイやパソコンにブックマーク保存しておいてもらえたら嬉しいです。
ケガがないことが一番ですが、起きてしまった場合に、
それ以上の悪化を防ぎ、最小限に抑えてあげられるようにしたいですよね。
この機会に応急手当の記憶を塗り替えたいと思います。笑
また、今回記載した受診や救急車を呼ぶ目安は、あくまでも目安です。
判断が難しい場合や、異変を感じる場合は、すぐに受診や
救急車を呼ぶ等の対応をしてください。
私は受診するか迷った場合は、受診するようにしています。
(中耳炎の時に大丈夫かなと自己判断するところでした・・・汗)
私のような自己判断は本当に危険だと思います。苦笑
受診して何もなければそれが1番なので、迷ったら受診!
数々の失敗から学びました。笑
以上、ママの気になる!日々。